世の中で言われている
・売上を上げる
・原価を下げる
・経費削減
そもそも原価って何でしょうか?
原価の意味がわからないと、
どうすれば原価を下げられるのか、考えようがありません。
“原価という単語”で検索すると、次々出てきます。
◎仕入れ値段。もとね。
◎商品の価格には原価と売価があり、原価は商品の元値のこと。
さらには、原価の3要素、原価計算、原価を下げるには、、、
では「原価率」はどうだろうか?
会計人やコンサルタントが考える原価率、
社長たちが思い描く原価率、
そして会計に詳しくない社員たちが思っている原価率、
現場での会話を聞いていると
それぞれ意味合い(定義)が異なることに気がつきます。
これでは会話は成り立たちません。
原価や原価率を下げるには、
・材料の質を下げる
・仕入れ値を叩く
・手間を省く
・コスト削減
・生産性を上げる
この程度の考えしか思い浮かばないのは、
原価を「会計で考えているからなのだろう」と思う。
現場では何をどうしたらいいのか、わからないのだ。
・
少なくとも年1回は現場でたな卸をしますが、
何のためにするのかがわからない社員も多い。
では、何をどうすれば“原価率”を下げられるのか。
そのまえに、
何のために原価率を下げようとするのだろうか?
飲食業で(一般的に)言われているように
「利益を出すには原価率は3割以内に抑える」
のような幻想にも近い話は、ほんとうなのだろうか?
原価率と利益の間には数学的な関係はありません。
原価率を下げることと、利益を増やすことの間には、
相関関係はないのです。
MQ会計では、
『v率を下げればGが増える』
は成立しません。
原価率に限らず、
MQ会計で考えれば「オカシイ」と思うようなことが多々あります。
その典型が「損益分岐点分析(管理会計)」です。
「変動費・固定費・限界利益率・変動費率」です。
あいまいな点を明確にしたうえでこの先を考えないと、
「原価率を下げてみたけど利益は増えない」
という現象が起きてしまうのです。
「経営は率で考えてはいけない」
という大原則を理解できないと、
この考えから抜け出さないと、
利益を増やす発想につながりません。
◎原価率をたった1%下げるだけで、、、
◎粗利率の良い製品を重点的に売れば利益は増える
◎粗利率を上げるには粗利率の良い商品を売ればいい
人は、これまで習ったこと、学んだことと違う場面に出会ったとき
「えっ」と思います。「ムカッ」とします。
ここを乗り越えてはじめて本質に行き着くのかもしれませんね。
疑問、好奇心、創造力が未来を考えるうえでいかに大切か!
良い機会になるかもしれません。
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戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
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