Vol.519【「き・は・じ」と「く・も・わ」】

■「き・は・じ」や「く・も・わ」というコトバを聞いたことがあるでしょうか?

 

 算数の問題を解く際に使われているのですが、

 いつ頃から使われ始めたのか、定かではありません。

 

  ・・・距離

  ・・・速さ

  ・・・時間

 

 

 距離=速さ×時間

  き=は×じ

 

 速さ=距離÷時間

  は=き÷じ

 

 時間=距離÷速さ

  じ=き÷は

 

 「き・は・じ」が「は・じ・き」になっていたり

 「み・は・じ」になっているものもあります。

 「み」は道のりの「み」だそうです。

  

 1)時速60㎞で進む自動車が2時間に進む距離を求めよ

 2)80㎞の距離を2時間で進んだ自動車の速さを求めよ

 

 1)は距離を求めているので「き」の部分を手で隠します。

 そうすると「は×じ」が見えているので、

 「は=60」、「じ=2」をいれて掛け算すると120という答えが出ます。

 

 2)は速さを求める問題なので「は」の部分を手で隠します。

 「き=80」、「じ=2」を入れて割り算すると答えは40です。

 

 ちなみに、「く・も・わ」も、同じような図を使います。

 

  ・・・比べる数

  ・・・もとになる数

  ・・・割合

 

 割合を求めるための「やり方」です。