『生産性(せいさんせい、Productivity)とは、
経済学で生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度、
あるいは、資源から付加価値を産み出す際の効率の程度のことを指す。』
この説明を読んで、
「おお、なるほど!」
「難しい言葉が並んでいるだけで何のことかよくわからない」
さて、あなたはどちらですか?
「生産性って、経済学なの?」
私は、この説明をいきなり読まされ、あるいは解説されても
なんのことなのか、わかりません。
日本語なのである程度は理解できるのですが、
「ふーん、それで」という印象です。
私がこのなかで一番理解できない「ことば」は、「付加価値」です。
以前、この「付加価値」について調べたことがありますが、
付加価値を算出する方法が6つもあり、
どれが正しいのか、算出の目的は何なのか?
この先の経営を考えたときに、どれもしっくりこないのです。
もう少しわかりやすものはないか、探してみました。
『Input(インプット)に対しての
Output(アウトプット)の比率』
これならイメージがわいてきます。
「Input」、
会社でいえば“労働力”や材料、設備、資金などの“投入物”
と書いてあります。
なるほど、
パチンコに置き換えるとInputは、
パチンコをやっている間の労働力、資金
Outputは、景品(成果物)です。
「Input=労働力」に絞って考えてみることにします。
労働に関する生産性の指標は3つあるようです。
1.物的労働生産性 ・・・・・・・ Output は生産量
2.価値 労働生産性 ・・・・・・・Output は生産額
3.付加価値労働生産性 ・・・ Output は付加価値
やはり、付加価値はピンときません。
生産性と生産効率との違いを調べているうちに
「作業効率」や「能率」という単語が出てきます。
じゃあ、能率と効率はどこが違うの?
全然違うのです。
最初に「能率」と「効率」の違いです。
どちらも「仕事の割合」と書いてあります。
◎能率は、一定時間内にできあがる仕事の割合、はかどり方のこと。
時間に対してできる量・達成度が比較される。
一定時間内にできる出来高が多ければ「能率が良い」、
低ければ「能率が悪い」となる。
◎それに対し効率は、使った資源や労働、賃金に対して得られる
成果割合のこと。
・機械効率
・エネルギー効率
・燃費
・コストパフォーマンス(費用対効果)
・報酬に対する成果
などです。
生産性と生産効率の話に戻ります。