なぜ、社長たちは決算書(会計)を学ぼうとするのか?
なぜ、税理士は決算書を分析解説しようとするのか!
5百年もの歴史のなかで、
いまだに明快な「決算書解読法」が見つからないのは、
そもそも、社長たちが望む答えなど決算書には存在しないからです。
社長方にとって「どうやって売上を増やすか」は、
つねに頭から離れない重要な経営課題です。
なぜ売上が落ちてきたのか、
なぜ売上が増えないのか、
売上が増えたら増えたで、それを維持していくためにどうするのか、
社長たちは日々考えています。
・
売上と決算書(会計)の関係を考えてみました。
なぜ、税理士や銀行マンは平気で「売上を増やせ!」と言うのだろうか。
売上を増やすとは、何をどうすることなのだろうか。
社長方はその業界の専門家、プロです。
業界に精通しています。
それぞれ事情があるかもしれません。
決算書を分析し、そして時間をかけて解説したあとに
彼らが決まって言うこと、
それは、
「あと5%、売上が増えれば利益が出るのですが、、、」
もし、税理士からこのようなことを言われたら、
社長方は、堂々と税理士に言ってください。
「バカヤロー!売上が増えれば誰も苦労しないわ!!」と。
決算書を眺めていると、ときどき思います、
P/L(損益計算書)は、なぜあのような構造をしているのだろうか。
「あのような構造」とは、
一番上に「売上高」があって一番下に「当期純利益」がある、
あの構造です。
損益計算書を見ていると憂鬱になります。
経費ばかりが目立ち、売上などたった一行です。
経費削減、経費削減!
こんなに経費を削っても利益はこれだけか!!
もっと売上を増やさんか!!!
と言われているようです。
これを逆にしたのがMQ会計です。
重要なPQ、VQ、MQは商品や製品、サービスの数だけ存在します。
それに比べてFはたった5つです。
重要なのは、もちろん売上の中身。
MG研修に参加した方はおわかりのように、
自分の会社の業績を上げるのにどうするか、
参加者は必死になって考えます。
はじめて参加される方はそれなりに考えるのですが、
まだその基礎ができていないため、
アイデアを思いつかないだけです。
何度か研修に参加すると余裕が出てきます。
現実の経営に置き換える余裕が出てきます。
経験を積むにつれて、初心者に対して
○売上が少ないですね
○原価率を下げましょう
○利益率の良い製品を売りましょう
○経費が掛かりすぎていますね
○在庫が多いですね
などとは、けっして言いません。
たとえゲームであっても、
そんなことで業績が上がるわけがないことを知っているからです。
もし、決算分析や解説のしかたで悩んでいる税理士の方たちは、
ぜひ一度このMG研修に参加してみてください。
「売上を上げてください」
「経費を減らしてください」
などとは、口が裂けても言えなくなるはずです。
・
社長方にお願いです。
依頼している税理士からこんなことを言われたら、
「バカヤロー!売上が増えれば苦労しないわ!!」
「もっと勉強してから言え!」
と言ってみてください。
税理士たちは、もう二度と言えなくなるはず。
もし、多少MQ会計をかじった税理士から
・Pを上げてください
・Vを下げてください
・Qを増やしてください
・Fを下げてください
などと言われたら同様に、
「PやQが簡単に増えれば誰も苦労しないわ!」
「もっと勉強してから言え!!」
と言ってみてください。
経営とはそんなものではありません。
このままでは、税理士の質は落ちるばかりです。
なぜ、社長たちは決算書(会計)を学ぼうとするのか?
なぜ、税理士は決算書を分析解説しようとするのか!
5百年もの歴史のなかで、
いまだに明快な「決算書解読法」が見つからないのは、
そもそも、社長たちが望む答えなど決算書には存在しないからです。
決算書とは、会計情報のほんの一部を切り取ったものであり、
「経営に活用しようとする考え自体が間違っている」
ということに気づいてほしいと思います。
社長たちは決算書に詳しくなる必要などありません、
ただし、「決算書とは何か、経理が日々どんな処理を行っているのか」
については知っておく必要があります。
社長も税理士も、決算書の呪縛から解放されるときが来ているようです。
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