009.バカヤロー!売上が増えれば誰も苦労しないわ!!

なぜ、社長たちは決算書(会計)を学ぼうとするのか?

なぜ、税理士は決算書を分析解説しようとするのか!

5百年もの歴史のなかで、

いまだに明快な「決算書解読法」が見つからないのは、

そもそも、社長たちが望む答えなど決算書には存在しないからです。

 

社長方にとって「どうやって売上を増やすか」は、

つねに頭から離れない重要な経営課題です。

 

なぜ売上が落ちてきたのか、

なぜ売上が増えないのか、

売上が増えたら増えたで、それを維持していくためにどうするのか、

社長たちは日々考えています。

 

             ・

 

売上と決算書(会計)の関係を考えてみました。

 

なぜ、税理士や銀行マンは平気で「売上を増やせ!」と言うのだろうか。

売上を増やすとは、何をどうすることなのだろうか。

 

社長方はその業界の専門家、プロです。

業界に精通しています。

それぞれ事情があるかもしれません。

 

決算書を分析し、そして時間をかけて解説したあとに

彼らが決まって言うこと、

 

それは、

 

「あと5%、売上が増えれば利益が出るのですが、、、」

 

もし、税理士からこのようなことを言われたら、

社長方は、堂々と税理士に言ってください。

 

「バカヤロー!売上が増えれば誰も苦労しないわ!!」と。

 

 

決算書を眺めていると、ときどき思います、

P/L(損益計算書)は、なぜあのような構造をしているのだろうか。

「あのような構造」とは、

一番上に「売上高」があって一番下に「当期純利益」がある、

あの構造です。

 

損益計算書を見ていると憂鬱になります。

経費ばかりが目立ち、売上などたった一行です。

 

経費削減、経費削減!

こんなに経費を削っても利益はこれだけか!!

もっと売上を増やさんか!!!

 

と言われているようです。

 

これを逆にしたのがMQ会計です。

重要なPQ、VQ、MQは商品や製品、サービスの数だけ存在します。

それに比べてFはたった5つです。

 

重要なのは、もちろん売上の中身。

MG研修に参加した方はおわかりのように、

自分の会社の業績を上げるのにどうするか、

参加者は必死になって考えます。

 

はじめて参加される方はそれなりに考えるのですが、

まだその基礎ができていないため、

アイデアを思いつかないだけです。

 

何度か研修に参加すると余裕が出てきます。

現実の経営に置き換える余裕が出てきます。

 

経験を積むにつれて、初心者に対して

 

○売上が少ないですね

○原価率を下げましょう

○利益率の良い製品を売りましょう

○経費が掛かりすぎていますね

○在庫が多いですね

 

などとは、けっして言いません。

たとえゲームであっても、

そんなことで業績が上がるわけがないことを知っているからです。

 

もし、決算分析や解説のしかたで悩んでいる税理士の方たちは、

ぜひ一度このMG研修に参加してみてください。

 

「売上を上げてください」

「経費を減らしてください」

 

などとは、口が裂けても言えなくなるはずです。

 

             ・

 

社長方にお願いです。

依頼している税理士からこんなことを言われたら、

 

「バカヤロー!売上が増えれば苦労しないわ!!」

「もっと勉強してから言え!」

 

と言ってみてください。

税理士たちは、もう二度と言えなくなるはず。

 

もし、多少MQ会計をかじった税理士から

 

・Pを上げてください

・Vを下げてください

・Qを増やしてください

・Fを下げてください

 

などと言われたら同様に、

 

「PやQが簡単に増えれば誰も苦労しないわ!」

「もっと勉強してから言え!!」

 

と言ってみてください。

経営とはそんなものではありません。

このままでは、税理士の質は落ちるばかりです。

 

 

なぜ、社長たちは決算書(会計)を学ぼうとするのか?

なぜ、税理士は決算書を分析解説しようとするのか!

 

5百年もの歴史のなかで、

いまだに明快な「決算書解読法」が見つからないのは、

そもそも、社長たちが望む答えなど決算書には存在しないからです。

 

決算書とは、会計情報のほんの一部を切り取ったものであり、

「経営に活用しようとする考え自体が間違っている」

ということに気づいてほしいと思います。

 

社長たちは決算書に詳しくなる必要などありません、

ただし、「決算書とは何か、経理が日々どんな処理を行っているのか」

については知っておく必要があります。

 

社長も税理士も、決算書の呪縛から解放されるときが来ているようです。

 



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